マインドフルネス瞑想を深めていく〜1〜

前回はマインドフルネス瞑想の準備について、記しました。今回からは2回にわけて、マインドフルネス瞑想を深めていく方法を紹介します。第一回目は呼吸瞑想微細な身体のエネルギーを観る瞑想です。

※必ずこちらを読み、メソッド1&2を実施してください。その後、続けてメソッド3(呼吸の瞑想)&4(微細な身体のエネルギーを観る瞑想)に入ってください。

カーヤ(身体)アヌパッサナー(観察する)のはじまり

●メソッド3  呼吸を観察する(呼吸の瞑想)

レガトゥーラ(メソッド2)の呼吸を続けつつ、片手をおへその下あたりにおいてみましょう。息を吸えば下腹が膨らみ、息を吐けばお腹がへこむ。このお腹の動きと呼吸を同時に感じ続けていると、今までにはなかったエネルギーが流れ始めます。もしかしたら、このエネルギーは、元々あなたがもっていたものなのに、心の悩み苦しみにとらわれ、見逃していたのかもしれません。

人は悩みや苦しみを感じたとき、身体で受け止めてしまう癖があるのです。心と身体はつながっており、別個のものではない。心が平安になれば身体も楽になれる。心と身体は両輪なのです。

呼吸の観察は、季節の変わり目など、自律神経の働きが狂いがちになるときにも、大きな効果を発揮します。他には、過敏性大腸炎などで便通が安定しなかったり、お腹が張る、腰が痛いなど、さまざまな不調に効果的です。しかし、対処療法的なものではありませんので、継続することが大切です。半年も続けていれば、自分で自分を治す(自己治癒力 自然治癒力)=自己を理解することだと気づくでしょう。

呼吸を観ることにより、身体が暖かくなり、身体の冷えが解けます。これは私の実体験です。

不調の折には、呼吸の瞑想だけを取り出して、やってみましょう。不調を通して新たな気づきが得られます。良い悪い(二元的な思考)と決めつけるのではなく、全ては背中合わせであるという、一元的思考へと変化していく自分に気づきます。

余談ですが・・・下腹部は丹田と言われます。腹が座る 腹をくくる 腹黒い など腹がつく言葉はたくさんありますね?呼吸の瞑想を続けることによって、丹田の緊張はほぐれ、心は自由になります。たとえネガティブな感情が押し寄せてきても、解消されていきます。ちなみにこの状態は「腹におさめる」と表現されます。

●メソッド4  微細な身体のエネルギーを観る瞑想

ここからは手や足をセンサーとして使い身体の内側を観察します。

まず、両手のひらを上に向けます。最初に利き手の手のひらから出ている、エネルギーを感じてみましょう。ちりちりとか、しゅわしゅわとか、あなたが普段はあまり気にしていない感覚を観ることができます。これをと表現しておられる方もいます。森の中に佇んで、ミストを受けているような感覚が得られるかもしれません。

手のひらから二の腕、肘、腕、肩と観察の範囲を広げ、身体の内側を観ていきます。この観察は気で満たすともいいます。反対側の手のひらから肩までも、同様に観察し、最後に両方同時に観察します。

次は下半身にうつります。まず右足のつま先。手のひらほど敏感ではありませんが、少しでもビリビリとした感覚が感じられれば、足の裏、足首全体を観察します。その後は、ふくらはぎ、膝、太もも、足の付け根まで観ていきます。左足も同様に観ていきましょう。

終わる頃には足と腕が一筆書きのようにつながった感覚を得られると思います。

次は尾てい骨から頭のてっぺんまで、背骨を木の幹のように見立て、息を吸いながら1cmづつ上っていきます。そして頭のてっぺんまで進んだら、1cmづつ息を吐きながら降りていきます。

上半身下半身が、微細なエネルギーで満たされることにより、妄想の世界(悩み 苦しみ)に距離を置くことができるようになります。このエネルギーは繊細かつ強靭なもので、継続して行ううちに、本来の自分=自分のあるべき姿を知ることができます。

私の体験ですが・・・マインドフルネス瞑想を続けて、10ヶ月ほど経った頃、ほんの少しの時間しか組めなかった、結跏趺坐が苦もなくできるようになりました。この頃から本来の自分の姿=自分の道がより明確に見えるようになり、創作の方向性も固まりました。何々向け(たとえば初心者向けとか高齢者向けなど自分の本来の力を抑えるやり方)ではどうやってもうまく作れず、自分のための表現方法(自分が今、何を表現したいか)100%舵取りを変える必要があることを、無意識の領域から知らされたと感じます。少し前までは、心構えが曖昧であったために、息苦しく、遅々として進まない状態が続いておりました。

まず自分重視であることが大切です。自分が幸せでなければ、人を幸せにすることはできません。私に限ってですが、このような簡単なことを理解するのに、何十年もかかりました。

物事の理解が著しく遅い私でも、本来の道にたどりつくことができました。大切なことは、継続です。マインドフルネス瞑想を続けることにより、遅かれ早かれわかる時がやってきます!未経験の方は、信じられないと思いますが、騙されたと思って3ヶ月だけでも、やってみてください。

次回は慈悲の瞑想(マインドフルネスを深めていく〜2〜)について語ります。

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