はじめに

マインドフルネスとは?

一般にマインドフルネスとは、今を意識するための訓練と言われています。目を閉じて、雑念を感じたならばそれを認め、即手放し、再び今この時を意識して、呼吸をする自分を見つめる。「あるがままの自分を見つめる」訓練と言えます。

上記のような訓練法はアメリカからの直輸入で、アメリカ流マインドフルネスと呼ばれているものです。土台は東南アジアのテーラワーダ瞑想でありますが、ビジネスや精神医療に使うため、宗教的要素を除外してあります。強くなるための訓練法と言えましょう。

もう一つは、東南アジアのテーラワーダ仏教(お釈迦様直伝と言われている)が、日本の仏教的雰囲気に馴染み、受け入れられたもの。こちらはマインドフルネスと呼ばれることは少なく、気づき(仏教用語ではサティ)と訳されております。日本の人々に受け入れられたのは、教義が現実的で論理的であること、且つ誰にでもわかるように、丁寧に実践の伝授をされていることにあります。

テーラワーダ流かアメリカ流か?

どちらがおすすめなのか?それは個人の資質や望むところによるでしょう。かつて私は宗教全般について否定的な人間でした。(今でも創価学会を始めとする新興宗教の大部分、精神世界系の団体について、絶否定しております。)このような私でしたがマインドフルネスについては完璧ではありませんが、テーラワーダ流を実践しております。

仏教の精神は日本人の価値観や文化、芸術の根底に流れています。私も無意識のうちに仏教の精神に則って生活していることに気づかされました。マインドフルネスを実践するうちに、日本の古典や伝統にも興味を覚え、アメリカ流の実用的なマインドフルネスは、私にとっては歯ごたえがなく、追求しにくいと思えたのです。

アメリカ流のマインドフルネスは、結果のみを追求したい方にはオススメです。たとえばダイエット。苦しい思いをせずに、目的を達することができるでしょう。深いことはわからなくて良い、むしろ宗教的な要素は邪魔だと思われる方は、アメリカ流を追求すれば良いと思います。

生き物が必ず直面する、死や病の恐怖から解放され、新たな自分として落ち着きたい・・・今までの自分と決別し、本来の自己を知りたいと思われる方は、テーラワーダ流を追求すべきです。道に迷っていた方など、ご自身の力で歩むべき道を発見できるでしょう。

このサイトでは、アメリカ流、テーラワーダ流、どちらかに偏ることなく、記していきます。また、私のマインドフルネス実践結果は、こちらに記しております。よかったらのぞいてみてください。

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