瑞木薫プロフィール

1956年2月26日生 三重県津市一志町波瀬出身。5歳から創作活動を開始、15歳から作曲を始める。東京芸術大学音楽学部作曲科卒。作曲を故北村昭氏、南弘明氏、中田直宏氏に、ピアノを故伊達純氏、小梶詔子氏、谷口明子氏、故長谷川みち氏に師事。

所属団体:日本音楽著作権協会 日本音楽家ユニオン MPN 会員

目次

主な楽曲紹介

コンクール課題曲

1982年 第35回全日本合唱コンクール課題曲 詩 茨木のり子 「女の子のマ ーチ」 (1981年朝日作曲賞受賞作品)

1985年 新波の会(四谷文子の会)主催 第五回日本歌曲コンクール課題曲 詩 塚本貞子「オカリナ」(1984年日本歌曲コンクール入選)

1985年 第38回全日本合唱コンクール課題曲 詩 小出淡 「しゃっくり」(1984年朝日作曲賞受賞作品)

1987年 全日本吹奏楽コンクール課題曲 「吹奏楽のための変容」(1986年朝日作曲賞受賞作品)

テレビ・アニメの音楽と挿入歌

1988年 世界忍者戦ジライヤ

 輝け!ジライヤ(挿入歌 歌:筒井巧)  

空からひびく声(挿入歌 歌:串田晃)

1989年 機動刑事ジバン

吠えろジバン!(挿入歌 歌:串田晃)  

炸裂パッション(挿入歌 歌:日下翔平)  

ボリスウーマンの秘かなあこがれ(挿入歌 歌: 榎田路子)  

ジバン3大メカの歌(挿入歌 歌:串田晃)

ジバンの秘密(挿入歌 歌:日下翔平) 

1990年 特警ウインスペクター

太陽の勇者ファイヤー(挿入歌 歌:宮内タカユキ)

ファイヤーハリケーン(挿入歌 歌: 水木一郎)

この命 永遠に(挿入歌 歌:宮内タカユキ)

レッツゴー!ファイヤースコード(挿入歌 歌:宮内タカユキ)

勇者ウインスペクター(挿入歌 歌:水木一郎)

ジャスト・ギガストリーマー(挿入歌 歌:水木一郎) 

1991年 特救指令ソルブレイン(音楽)

1992年 特捜エクシードラフト(音楽)

1994年 忍者戦隊カクレンジャー

無敵将軍、只今参上!(挿入歌 歌:宮内タカユキ) 

星よ、にじむな!(挿入歌 歌:宮内タカユキ) 

1995年 重甲ビーファイター

  戦士たちよ(挿入歌 歌:石原慎一) 

1995年 超力戦隊オーレンジャー

  オーレンジャースピリット(挿入歌 歌: 速水けんたろう) 

2006年 アニメ プリンセス・プリンセス(音楽)

編曲

1995年 映画 人造人間ハカイダー(一部オーケストラ編曲)

2012年 チェコフィルハーモニー三重奏団&フルート演奏会 (一部編曲と補作曲)

2022年 小田原室内管弦楽団ニューイヤーコンサート 「マ・メー ル・ロワ」 弦楽合奏 ピアノ 打楽器のための編曲 

2022年 小田原室内管弦楽団 子どものための音楽会 ラヴェル 「Bolero」 チャイコフスキー「くるみ割り人形組曲」 弦楽合奏 ピアノ 打楽器のための編曲 

2023年 NHK学校音楽コンクール自由曲 「地球の鼓動」 同声3部合唱編曲

自作合唱曲の編曲(出版:音楽之友社) 

ピアノ曲

2006年 アニメ「プリンセス・プリンセス」キャラクターソングCD より

ココロノユクエ 朗読:朴璐美 詩:森由里子 

永遠の中のほんの一瞬 朗読:柿原徹也 詩:森由里子

海へのいざない 朗読:福山潤 詩:森由里子

ピアノ演奏と作曲:瑞木薫

2018年 オーフィアス組曲より「addictus~手放す」連弾版(国際ピアノデュオコンクール作曲部門カワイ賞受賞)

ゲーム音楽

1996年 がんばれゴエモン~宇宙海賊アコギング (一部のみ)

1998年 ウルトラマン Fighting Evolution

1998年  幻想水滸伝II(編曲のみ)

2000年  デスクリムゾンOX

2002年 ムサピィのチョコマーカー

2003年 Cox-Bax

2006年 プリンセス・プリンセス 姫たちのアブナい放課後

合唱曲

混声三部合唱

1998年 「翔る川よ」

2000年 「ぜんぶ空」

2003年 「エール~君の空~」

2004年 「地球の鼓動」

2005年 「花笑」「星めぐりの歌」

2008年 「響きあう命」

2009年 「星に誓いを」

     

女声三部合唱 同声二部合唱

2006年 女声三部合唱「はくちょう」「星めぐりの歌」

2007年 同声二部合唱「夏の海」

その他出版社と著作権契約を交わしている楽曲、交わしていない楽曲、多数あります。ご興味があれば、Jasracのサイトで「瑞木薫」と入力し検索をかけていただければ幸いです。

録音 出版 演奏

主な録音はコロンビア、フロンティアワークス、ブレーン、キングレコードなどからCDを。出版は音楽之友社、教育芸術社、カワイ出版などからオムニバス版を主流として上辞されております。

演奏については、NHK学校音楽コンクール、全日本合唱連盟合唱コンクール、吹奏楽連盟主催吹奏楽コンクール、各地の学校で合唱曲、吹奏楽曲が取り上げられておりあす。

特に合唱曲は、YouTubeでの再生回数は合計で100万回を超えているものもあり、小学生からご高齢者にまで幅広く愛好されております。

今後はピアノを主体とするオリジナル曲集や自演による録音集を計画しております。

詳しいプロフィール

5歳よりピアノを始め、 絵とポエムと音楽による創作活動を開始。山びこや煌々と輝く明けの明星がはっきり確認できるような田舎で、猫や昆虫と遊び、自然と創作に入っていく。ご指導の長谷川みち先生は中学校教員で、音楽と英語を担当されていた。(神戸女学院卒)

1961年2月、4月 小学館の雑誌「よいこ」の公募で特選受賞。絵を掲載していただく。

                    国立国会図書館の資料より

両親は門外漢であったが、長谷川みち先生の熱心な勧めにより、音楽の専門家としての道を歩むことになった。10歳、桐朋の「子どものための音楽教室」の指導者であった小梶詔子先生にピアノと初歩の音楽理論やソルフェージュ、聴音を習う。その後芸大ピアノ科教授であった伊達純先生の指導を仰ぐことにもなった。

12歳、現みえ音楽コンクールピアノ部門で1位を受賞。コンクールの自由曲に、現代作品を選曲したことにより、ピエール=ブーレーズの演奏や、いわゆる「現代音楽」に興味をもつ。その後ピアノとは別に、創作も勧められ、名古屋の中田直宏先生に短期間ではあるが師事。

15歳より、芸大作曲科講師 北村昭先生に師事し、作曲の勉強を始める。この頃から音楽を生業に(音楽で生計を立てる)したいとの気持ちが強くなる。 

18歳、東京芸術大学音楽学部作曲科に入学。入学してすぐに、異質の場所に来てしまったと気づき、別の方向性をさぐるべく動く。

卒業後大学院には進まず、自分の作品をビジネス化しようと奔走する。加えて技術不足を補強するため、勉強の一環として作曲コンクールに挑戦する。作曲技術を磨くためには古今東西の名曲の分析と「書く」ことが第一であると、教わったからである。

31歳の時、知人から東映の吉川進プロデューサーをご紹介いただき、歌を1曲書 かせていただくことになる。ここから運命が転換し、音楽を生業にするための一 歩が始まった。歌1曲→番組の音楽に発展していく。 

その後はゲーム会社KONAMIの外注、元KONAMIプロデューサーとの新天地での仕事、エコールソフトウェアのゲーム音楽の仕事など、コンピューターミュージック中心の仕事となる。

コンピュータミュージック制作は、MIDIが始まった初期よりROLANDを中心に行い、データ集をリリースさせていただく。

MIDIデータ制作をしていたご縁で、音楽之友社を紹介され、その後偶然に、全く経験のなかった教育用合唱曲の作曲へと進む。単発の仕事と考えていたが10年以上のおつきあいとなった。 13年ほど経過した折、こちらから仕事のお断りを申し入れた。 (知人の死をきっかけとして、独自の作品を生み出す時期にきたとの自己判断です。)

2024年、高齢者としてのお墨付きをいただける年齢になったが、創作活動は継続中。マインドフルネスに出会い、自然の中の微々たる存在である自分を、観察する日々をおくっている。 

目次